くらしぜん

ほんのひと手間で暮らしは自然になる

くらしぜん

菅平高原の爽やかな風と香りに触れる薬草ハーブに親しむ会

f:id:umio1719:20190803125332j:plain

うみのなかでございます。

梅雨が明け、かんかん照りと夕立の繰り返し、草が遠慮することはなく、伸び放題になってきました。田舎の暮らしは草刈りが大変です。でも草刈りばかり気にしていると他のことが出来ないので、家の周りの草刈りはギリギリまで放置しています。(笑)

上田薬剤師会主催の「第36回薬草ハーブに親しむ会」に参加してきました。清々しい森林内で楽しむ薬草とハーブにとてもリラックスできました。今回は当日の様子と森林セラピーや森林浴における香りについて書きました。

薬草ハーブに親しむ会

f:id:umio1719:20190803125351j:plain

開催された場所は菅平高原の薬草栽培試験地、標高1400m、40種のハーブと100種の薬草があります。ボクが参加した今回は第36回、お客さんは多く、リピーターの方もいるようでした。参加費は無料、受付で住所と名前を記入し、資料を受け取りました。あとはのんびりと各ブースを回るだけです。10時から13時30分までのイベントでしたが、11時からは昭和大学薬学部講師の磯田進(いそだすすむ)先生による講演「製剤原料としての薬草」があり、各ブースの実演コーナーも時間が決められていました。

講演会

f:id:umio1719:20190803125420j:plain

観賞用植物や食材から作られた製剤について、いくつかの植物の実物を聴講者に配りながら、植物の含有成分と治療薬の関係性を説明してくださいました。木々に囲まれ、爽やかな風が吹く中の青空講演、良い勉強になりました。

例えば、キョウチクトウ科のニチニチソウは観賞用に栽培され、多くの園芸品種がありますが、含有成分は生理作用が激しく、一般的には有毒植物に分類されます。でもこの有毒成分は抗がん剤として利用され、実際に治療薬があります。毒には毒を...ってのは冗談ですが、面白いのは同じニチニチソウでも、ツルニチニチソウやヒメニチニチソウには抗がん作用はないようです。

他にはヒガンバナ科のスノードロップ、下向きの可愛い花ですが、可愛いさの奥には毒がある訳です...まあそれは置いといて、ホントに毒があります。これも激しい生理作用の有毒成分があり、アルツハイマーの治療薬に利用されています。ヒガンバナと言えば有毒と知っている方も多いと思いますが、田んぼの畦に咲いているヒガンバナを見たことありますか?これはモグラが侵入して、穴が空いて水漏れするのを防ぐために、植えられたそうです。毒は鱗茎と言う球根部分にあるので、モグラが爪で引っ掻いたら毒が浸み出す的な感じなんだと思います。(笑)

実演コーナー

f:id:umio1719:20190803125442j:plain

薬草オリエンテーリング、ラベンダースティック教室、薬膳粥の試食会、ハーブティー薬味酒の試飲会、お香作り体験コーナーの5つがありました。それぞれのブースは良かったり、良くなかったりという感じでした...簡単に箇条書きでまとめました。

  •  薬草オリエンテーリング  :ガイダンスがなくてどこでやってたのか不明
  •  ラベンダースティック教室 :その場で作成してもOK!持ち帰りでもOK!
  •  薬膳粥の試食会      :美味しいお粥だけどすぐに無くなり終了
  •  ハーブティー薬味酒の試飲会:薬味酒はお持ち帰りでハーブティーは試飲
  •  お香作り体験コーナー   :先着の受け付け順で体験不可

というような感じでした。個人的に一番良かったのはラベンダースティック教室でした!簡単だしとても良い香り!教えてくれた方も丁寧でした。ラベンダーの茎にリボンを編みこむのですが、黄色のリボンで作ったらヤングコーンみたいになりました。(笑)

薬膳粥は講演終了後すぐに配布でしたが、ラベンダースティック教室に行っていたら、薬膳粥は行列になっていました。これはヤバい!と思い、途中で切り上げて並ぶと、なんと最後の2つ!ギリギリ食べられました。朝鮮人参が入っていて味もしっかり付いていたので美味しかったです。

ハーブティーはレモングラス、レモンバーベナ、レモンバーム、アップルミントのブレンドティーでレモンの香りが爽快でした。薬味酒は恐らく飲酒運転対策で試飲なしでしたが、五味子(ゴミシ)、桂皮(ケイヒ)、大棗(タイソウ)の3種類あり、1人1つ小さい容器の薬味酒をお持ち帰りできました。ちなみに桂皮はシナモン、大棗はナツメです。

森林セラピーと香り

f:id:umio1719:20190803125506j:plain

人間は五感を使うことでいろいろな事柄を認知できます。それぞれの割合は視覚87%、聴覚7%、触覚3%、嗅覚2%、味覚1%、なんて言われています。つまりは視覚以外の感覚を引き出すことが大切になります。森林内で川のせせらぎ、苔の感触、葉の香りなどを感じることで、五感が研ぎ澄まされるので、森林内の力を多く吸収できるようになります。

嗅覚は進化の過程で早く発達したため原始的な感覚です。まずは好き嫌いでにおいを判断し、そのにおいで昔の出来事を思い出すこともあります。また、閾値が低く敏感な感覚であり、同じ場所に居続けるとにおいが分からなくなるように順応が早い感覚でもあります。

森林内にはフィトンチッドという揮発性物質が留まっています。この物質は植物の自衛手段の1つで、他の植物の成長を阻害したり、虫を寄せ付けないようにしています。人間にはこのフィトンチッドがリフレッシュ効果をもたらします。ヒノキ林ではリモネンという物質が多く出ていますが、これはそう、レモンの香りですね!森林内を歩くことでアロマセラピーをしているとも言えます。

ハーブティーはまさに爽やかな香りの代表格です。森林内を散策して、合間にハーブティーを楽しむことはとてもリラックスできます。爽やかな良い香りには血圧や脳の活動を鎮静化させ、副交感神経を亢進させます。森林セラピーと香りは切っても切り離せない関係なのです。

まとめ

先着順で体験できないのは参加費無料なのでしょうがないとしても、ハーブティーの作り方、薬味酒の作り方が書いてあるチラシも配布していたりと、帰宅してからも楽しむことができたので、総体的に良かったと思います。何よりも多くの植物に触れ、自然の中でゆっくりしながら、ハーブなどの香りを満喫できたことに満足でした。

ではではまた!