くらしぜん

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クナイプ療法の発祥地!バート・ヴェーリスホーフェン

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こんばんは〜うみのなかです。

今年は雪も少なく温かいと周りの方は揃って言いますが、確かに「寒ずぎる...ずずっ」ってほどでもなかったです。今は日も伸び、我が家に入る日の量も増え、日が当たれば日中はかなり温かいです。来年は寒いのか...恐ろしいですね。

とまあ、同じくらい寒かったドイツのバート・ヴェーリスホーフェンに行ってきました。クナイプ療法の発祥地、クアパーク、自然療法などについて書きました。森林浴、森林セラピーに通じることなので、ご覧ください。

バート・ヴェーリスホーフェン

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南ドイツはミュンヘン(München)から約1時間ほど、とても長閑な場所にバード・ヴェーリスホーフェン(Bad Woerishofen)はあります。レギオチケット(Regio-Ticket)を購入してミュンヘン中央駅(München Hauptbahnhof)からブッフローエ駅(Buchlohe)で乗り換え、到着です。バスなどを利用して人数が2人以上であればバイエルンチケット(Bayern-Ticket)の方が多分お得です。いずれのチケットも往復できますが、バイエルンチケットはバスとか乗れます。そのチケットの違いをよく理解していなくて、券売機に苦労しました...でもかなーりお得なチケットです。

町はまさにクナイプさん一色といった感じでした。至る所にクナイプさんのお顔、看板やら何やらがあります。クナイプ通り、クナイプ広場、クナイプ博物館など、何でもクナイプさんの名前が入っている印象です。クナイプ療法を体験できる場所もあちこちにあり、滞在型の保養地としても充実しています。でもそれもそのはず、クナイプさんはどうやらバート・ヴェーリスホーフェンの礎という感じみたいです。

セバスチャン・クナイプ

1821年ドイツ出身のセバスチャン・クナイプさんは神父であり、自然療法士です。25歳、当時は不治の病であろう肺結核に罹り、神父になるための勉強をしながら病と闘っていましたが、28歳に倒れます。

修道院の蔵書に記してあった水の力を信じて自身を実験台としたクナイプさんは、運動をして身体を温めて、ドナウ川の冷水に浸かり、身体を拭かずにまた運動をして身体を温めたそうです。

するとなんと!以前より活力ある生活になり、健康になったと感じたそうです。人が本来から持っている力を認識したクナイプさんはハーブの研究を始めて、「自然は全てを与えてくれるという哲学」のもと、神父としてバード・ヴェーリスホーフェンに着任してからも人々を助け続けたそうです。

水療法、運動療法、植物療法、食事療法、調和療法の5つを柱としたクナイプ療法を100年以上前に提唱して、現在でもその意志は引き継がれています。

日本でもドラッグストアなどにあるちょっとお高めのハンドクリームや入浴剤にはクナイプの文字が…当時、クナイプさんと同じ意志を持っていた薬剤師により製品化されたものです。

クナイプ療法

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健康的に暮らすためには食事、運動、精神的な安定などを意識することが大切であるというホリスティック(全体的)な考え方がクナイプ療法の前提にあります。ドイツでは健康増進策のひとつであり、保険適用が可能、自然療法の一種です。要は森を歩いたりすることが保険適用内ということになります。すごい...

5つの柱を基本としています。

  •  水療法   → 温冷水浴  
  •  運動療法  → 森林散策
  •  食事療法  → バランスのとれた食事
  •  植物療法  → ハーブや薬草などの料理とアロマテラピー
  •  調和療法  → 心や身体と自然との調和を図る

実は温泉大国のドイツにはクアオルトと呼ばれる療養地がたくさんあります。そしてクナイプ療法の発祥地バード・ヴェーリスホーフェンにはクアパークがあります。ここでは足を水に入れた後に裸足で芝生の上を歩くなどクナイプ療法を体験できます。

水療法

風邪を引き、熱を出した時に足湯をしたことがある方は多いはずです。あとは熱いシャワーの後に冷水を浴びたり、水治療は日常的に取り入れていることも多いです。水による温冷の刺激は血液循環を良くして身体の浄化と代謝を促進させます。

この時期は顔を洗うのにお湯を使うこともあると思いますが、その後には冷水で引き締めたりと簡単に取り入れることができます。他にも前腕から手までを冷水につける腕浴、水中歩行などがあります。

運動療法

休日に家にいても困ることがなくなった現代では運動をしないことが増えました。クナイプ療法では身体を酷使して腹筋をバキバキにしたりといったことは求めていません。ウォーキング、球技、水泳など持久力を高める運動です。穏やかな刺激が健康的な強さをもたらしてくれるということで、森林などを散策しながらキレイな空気をいっぱいに吸い込みます。これなら年齢はほとんど関係ありません。

食事療法

あなたが食べたと感じたときはあなたは既に食べ過ぎているとクナイプさんは言っています。ダイエットをしなさい、それは食べてはいけませんと言っているのではなく、摂生をしなさいということです。食事を楽しみ、意識すること、動物性食品を減らしたり、水分を十分に摂ったり、油を控えめにしたりと現代でも推奨されていることと同じことです。当時からクナイプさんは簡素で栄養のある食事を勧めていました。

植物療法

前述したとおりクナイプさんはハーブの研究をしていました。「自然は、私たちが健康を維持するために必要なあらゆるものを豊富に与えてくれます」と言っていて、エッセンシャルオイルなどを活かして、人に癒しを提案していました。クナイプの精神を守るため薬剤師に製造販売を許可したのは商品として世に出すことで多くの人に体感してもらいたいと思ったんだと思います。

調和療法

他の4つの療法は健康を意識すれば実はごく普通です。とても活力ある生活になり、生きている喜びの結晶みたいなものです。そしてこれらは相互作用で成り立っています。初めに言いましたが、クナイプさんはホリスティックな考え方を持っています。

例えば上司の重圧、〆切に追われる、大事な会議に遅刻するなど日々の生活の中でさまざまなプレッシャーを感じている方はそのパフォーマンスを発揮したいのであれば、やる気スイッチを切り、十分な休息を取り、休日を心と身体を休ませる楽しい日にしなくてはいけないってことです。

クアオルトとクアパーク

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海、土壌、気候、クナイプ式の4つの療養要因で医療保険が適用される地域になります。それは国(ドイツ)が認定した特別な地域であり、医療保険が適用される地域で基本的には自治体になります。森を歩いて保険が適用されるというのはこのことです。

ドイツ語でクア(Kur)は「療養のための滞在」であり、オルト(Ort)は「場所」という意味です。この2つが合わさった言葉がクアオルトで「療養地」という意味になります。そのクアオルトがドイツには400箇所近くあります。温泉、蒸気、海などクアオルトに指定させる場所には、自然環境と保全、自然療法士、プログラム、施設など、基準になる規定が当然あります。これは1937年に決定したクアオルトの概念規定として現在まで改定され続けています。

必要な施設はクアハウス(保養交流施設)、テルメ(温泉施設)、そしてクアパーク(保養公園)です。ボクはこのクアパークに行ってきました。クアパークの面積は163,000㎡とかなり広いです。この時期の気温は長野県と同じくらい、なかなか寒いです。雪が積もっていて、水療法を体験できる場所は冬だからか水は溜めていませんでした。でも雪を踏む音、感触、白の世界に映える木々の茶色に植物の緑、鳥のさえずり、リスの木登り、裸足で歩く道、ハンモックの心地よい揺れと日の暖かさなど十分に自然を感じることができました。

まあ平日なのにクアパークは人がたくさん歩いていました。話は変わりますが、ドイツは仕事が終わる時間が早いのか皆んな4時くらいには帰宅ラッシュ?って感じだったような気がします。お店もお昼は2時間くらい休憩があって、クナイプさんオススメのクナイプサンダルを買えるお店は時間的に合わず...そしてBIO専門のスーパーがあるくらいのオーガニック大国です。でもスーパーにはカラフルなゆで卵があったり、加工肉はたくさんあって、一体どっちなんだという印象でした。人それぞれってことですね。(笑)

まとめ

森林セラピーは自然との調和です。セラピー弁当ではバランスの良い、その土地で採れたものをいただきます。クナイプ療法に通じる部分があります。というかクナイプ療法はその根っこの部分にあるものですね!

本来の力は人間も植物も作物も同じです。与えればその分だけその事に対する耐性は弱くなる訳です。風邪を引く前に森に入って植物に触れましょう。バランスの良い食事と運動をしましょう。

ということで運動しないとなあ。(笑)

それでは!