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しゃもじ?おわん?おたやさん?お正月の風習を簡単に紹介

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うみのなかでございます。

田舎で暮らしているとホームセンターをよく利用します。青木村に来てから一番多く訪れているお店はホームセンターです。本日、2店舗を2往復しました。ただ効率が悪かっただけですが...(笑)

青木村で初めてお正月を迎えましたが、聞いたことあるような?ないような?言葉が多かったのでしめ飾り、繭玉、どんど焼き、おたやさんについて簡単に書きたいと思います。

しめ飾り

地域が違えばしめ飾りにも特徴が出てきます。ちなみにしめ縄は天照大神が天岩戸に再び入らないようにしめ縄で戸を塞いだことが由来とされ、しめ飾りはそのしめ縄に飾りを付けたものになります。天照大神の神話は宮崎県高千穂町がその地として有名ですが、ボクは隣町の日之影町で5年前くらいに1ヶ月ほどしめ縄を教わっていました。そのためお正月のしめ縄は自分で作ります。5年前にしては良い出来です。(笑)

でも恥ずかしながら青木村に来てから初めてしゃもじとかおわんというものを知りました。どの地域でも変わらないと思いますが、しめ飾りは縁起の良い七五三にあやかって作ることがほとんどです。青木村では大豆の殻などを一緒に飾ったりしていました。

余談ですが、ボクが今これを書きながら食べているお菓子はきらず揚げですが、これも長野県に来て初めて知りました。おからは包丁で切る必要がないことから別名は「きらず」で、小麦、おから、粗糖を使用して作られています。そしてきらず揚げのパッケージにはこんな文が書いてあります。

「ご縁を切らず」という縁起の良い意味にもつうじますね。

(株)おとうふ工房いしかわのきらず揚げパッケージ

ホントに余談でしたが、ボクが青木村を選んだのは土地に人にご縁があったからです。

しゃもじ

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写真の右端がそうです。まだ作っている途中ですがボクが作ったやつはこの写真の飾りです。正月の神様は山に帰って山の神になり、また年末に正月の神になって戻って来るそうです。しゃもじはその山の神の指紋に似ているのでしゃもじを飾ります。要は目印ですね。また山の神は女性であるため、料理をする女性の定番道具としてこのしゃもじを水回りなどに飾るそうです。

おわん

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神様が食事をするにもおわんが必要です。玄関先に飾り、お餅、みかんなどを入れます。正式?にはお餅やお米、野菜などを小さく切って半紙に包んで毎日一つずつお椀の中にお供えをするそうです。これを「おやしない」と言います。おやしないは小正月に取り出して煮て食べるそうです。

前掛けじめ

神棚に飾るのが一般的ですが、意味はよく分かりません。単純にどこそこの大将が付けている前掛けのことだとは思いますが...由来などお分かりになる方はぜひ教えていただきたいです。前掛け部分を作るときは七五三を足して十五をひとまとまりにします。

どんど焼き

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地域によりいろんな名前のあるどんど焼きですが、青木村ではそのままどんど焼きです。もしかしたら他の名前もあるかもですが、1回も聞きませんでした。どんど焼きは正月飾りをおろす小正月(1月15日)の行事で、竹の櫓を組んでそこにしめ飾りや達磨を積んで一気に燃やします。この火にあたることで無病息災!五穀豊穣!ってわけです。火は穢れを浄め、竹の爆ぜる音は災いを退けます。ちなみに小屋のことを「どんどや」と言います。

繭玉

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このどんど焼きをして燠(おき)になったタイミングで団子や餅を焼いて食べます。繭玉とは蚕繭の豊作を祈り、養蚕が栄えていた頃に繭の形をした団子を作った名残です。現在は米粉で作られるのが一般的で色も赤、黄色、緑などカラフルになっています。今年は一緒に白い繭玉を作らせていただき、ボクはアンパンマン、ドラえもん、大豆、スライムなど形に変化を与えてみました。写真をよーく見ると分かります。来年はカレー粉を入れようと思います。(笑)

おたや祭り

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地元の方は「おたやさん」と呼び、青木村と同じ長野県小県郡長和町にある豊受大神宮のお祭りで毎年1月14日と15日に開催されています。農民芸術の山車飾りがまるで縁日のような屋台に紛れて展示されています。山車と言っても動かない山車であって、そのレパートリーは戦場のワンシーン、縄文文化、宝船などさまざまです。屋台では達磨の販売もしていますが、神社では干支の置き物を販売しています。置き物を購入すると「〇〇様お買い上げでございます!それでは三本締めでご祈念申し上げます!」的なノリでスタッフさんが大声でやってくれます。

ちなみにおたやとは以下をご覧ください。

「おたや」の名の由来は、新しく水田を開くために建てられた田小屋を指す「田屋」とも、また大麻(たいま)(神札)や暦を配ったり布教に巡回する御師(おし)の宿泊所「旅屋(たや)」ともいわれる。この旅屋が時とともに神聖視されるようになり、やがて旅屋のある伊勢社の祭りを「おたや祭り」と呼ぶようになったとする説がある。

おたや祭りの習俗 - 信州の伝承文化 - 信州の文化財 - 八十二文化財団

まとめ

とにかくお正月は縁起物を揃えますが、橙、ユズリハ、昆布、海老、ごぼうなどほとんどがダジャレだから面白いですね。地域によって風習は違うので同じものでも呼び方が違ったり、少しだけ飾るものが違ったりと多種多様です。お正月に旅行をした際はその土地のしめ飾りなどを、家にいるならば自分の住んでいる地域の風習を楽しみましょう!

それでは!