くらしぜん。

ほんのひと手間で暮らしは自然になる

くらしぜん。

地域密着型の農山漁村貢献プログラム「緑のふるさと協力隊」

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こんにちは〜うみのなかです。

随分ご無沙汰になってしまいましたが、生きております。今日はグミのシロップを仕込みました!完成したらお披露目します〜美味しくできるかな〜。

今回は、ボクが以前に参加していた緑のふるさと協力隊について書きます。このプログラムは簡単に言えば農山漁村に行ってお手伝いをするボランティアになりますが、その存在意義はかなりのものです。ホントにお金では買えない価値があります。あくまでもボクの主観がメインです。

緑のふるさと協力隊とは?

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農山漁村に興味のある若者が1年間住民として地域に溶け込みます。なので住民票も移します。特段、これがやりたい!なんて目的がなくても大丈夫、スキルや経験も関係ありません。等身大の自分を「田舎(農山漁村)」というフィールドで解放するだけです。それが地域には刺激、発見、活力になり、隊員には新たな価値観、決意のキッカケになります。

地域にどっぷり浸かることで、観光では当然分かり得ない魅力を発信します。もちろん、その度合いは人それぞれ。〇〇プロジェクトを始動、〇〇で村おこし、そんな成果なんて極端な話を言えば必要ないです。マンツーマンのコミュニケーションから生まれる、驚き、感心、興味など、このちょっとした双方のワクワク感、それが成果なんです。1年後には、お帰りと迎えてくれる「第二のふるさと」ができています。

三者間連携

主催は「NPO法人 地球緑化センター」、受け入れは「地方自治体」、そして派遣される「隊員」の三者間連携で成り立ちます。

  •  NPO法人 地球緑化センター:1年間の全体サポート、自治体と隊員を繋ぐ
  •  地方自治体:隊員を活かした地域づくり、隊員を受け入れる
  •  隊員:積極的に取り組む地域活動、地域の住民になる

自治体と隊員の二者間に悩みやトラブルがあった際には第三者である地球緑化センターが円滑に活動が進むようにサポートしてくれます。

NPO法人 地球緑化センター

さて、プログラムの内容の前に緑のふるさと協力隊を主催している地球緑化センターについて簡単に説明します。平成5年に設立された同法人は中国内モンゴルの砂漠緑化事業から始めていて、緑のふるさと協力隊はその翌年の平成6年から始めています。国内初の都市と農山村の交流を目的とした長期型協力隊事業です。そのキャリアは今年で25年目を迎えています。ちなみに総務省管轄の地域おこし協力隊の前身にあたる事業であり、地域に溶け込むそのノウハウは抜群に素晴らしいです。

環境と人の関わりは双方向に影響を与えています。地球緑化センター(Green Earth Center)はこのような考えから、人の生き方や社会の在り方を環境も含めた視点から見つめて参りました。私たちはそれによって、「共生の大切さ、緑・人を育む」など自然に対する謙虚さを学び、地球に優しい緑のプログラムづくりに役立てることができました。

地球緑化センターとは

他の事業としては、児童生徒への環境教育活動、国内森林ボランティア活動を行なっています。農山村や自然を近くに仕事をしているスタッフの方々は皆さん話しやすくてとても気さくな方々です。緑のふるさと協力隊の活動を終えても、事務局にチラッと寄ってみたり、協力したりと交流できる環境は気持ちいいです。

前身にあたるという内容が書いてある本はこちらです。

プラグラム内容

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全国の市町村に隊員は派遣されます。ここでは派遣されてからの生活費、応募条件、研修など、活動するにあたり恐らく心配になる要素などを取り上げながら内容についてまとめました。

応募条件と選考

基本的には普通自動車免許の資格を持っていて若者であればどなたでも参加できますが、未成年は保護者の同意が必要です。

  •  18〜40歳の男女
  •  普通自動車免許(AT限定不可)
  •  心身共に健康

40歳って若者なの!?ってなるかもですが、田舎では十分若者になります。活動の際は役場から車両の貸与がありますが、軽トラでしかもMT(マニュアル)であることもしばしば。そして田舎で暮らすということは、もちろん農作業をすることになります。それも自治体と隊員の活動の仕方に寄ると思いますが、健康であることは大切です。書類選考と面接選考になります。でも、やりたい!って気持ちがあればモーマンタイ。経験などの類ではなく、その気持ちを採用してくれます。

生活費5万円

これは緑のふるさと協力隊のミソになります。生活費5万円で暮らせる訳ないって思われがちですが、意外にもそんなことはありません。参加前が社会人の方は税金によりカツカツになる可能性はありますが、それがポイントでもあります。

生活費5万円は地球緑化センターから月毎に支給されます。住居は受け入れ自治体の借り上げ、光熱水費、活動の燃料費なども負担してくれます。家電なども住居に備え付けであります。つまりは消耗品費、食費、税金、携帯代くらいでしょうか。田舎での暮らしは工夫で豊かになります。お金に頼らずともできることを学べます。

活動内容と進め方

始めの活動は受け入れ自治体が用意してくれています。まずはその活動を精一杯やり、その後、慣れてきたら自分がしたい活動をしていくことになります。活動は、農林畜産業、漁業、市町村イベント、集落活動、特産品づくり、伝統工芸、観光業などなど、とても書ききれないのでこの辺にしときます。(笑)

隊員は受け入れ自治体の担当者と相談しながら、目標を立てます。そして隊員は月毎に簡単なレポートを地球緑化センターに提出します。担当者に相談しづらいことは地球緑化センターに相談すれば大丈夫です。また、全国には同期の隊員がいます。情報交換をしながら、相談したり参考にしたりと共有して活動できるので、とても心強いです。

4回の研修

研修が充実しているので、安心して活動に取り組むことができます。前述しましたが、ここで関係のできる同期はホントに心強いです。みんな同じような想いを持っているので、かなり仲良くなります。活動終了後も仲良くできる仲間になります。

  •  4月上旬:事前研修(地域への入り方などをOBOGの話やワークショップを通して学びます)
  •  9月:中間研修(半年経過して同期の隊員と今後の活動を考えます)
  •  10〜12月:ブロック交流会(関東ブロックなどに分かれ担当者も含めて地域課題の話し合いをします)
  •  3月中旬:総括研修(1年間の活動をまとめて報告会を行います)

この他に現地訪問があります。これは地球緑化センターのスタッフが隊員の活動している地域に出向き、隊員が地域に溶け込めているかなどを知るために行われます。

定住率は4割

活動終了後は4割が定住しています。1年間の暮らしからその地域が大好きになります。もっとこの地域を知りたい!お世話になった方々に恩返しするためにも残りたい!など理由は様々です。自治体からしても定住してもらえるのは嬉しいので、仕事は担当者や地域の方々に話せば斡旋してくれるはずです。

すでに「第二のふるさと」はできています。定住しなくてもお帰りと言ってもらえる場所になっているはずです。1年後の就職は気になることだと思います。地球緑化センターも相談に乗ってくれますが、早く就職しなくちゃ!とはならず、良い意味で焦らなくなっています。1年間の間は就職活動はしないで、しっかりと活動した方が絶対ためになります。

1年間を通して感じたこと

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自分が好きなこと、楽しいことを仕事にしようと強く思うようになりました。例えば、農業は手間が多くて大変な仕事だけど、気持ちの良い自然の中で天候と相談しながら工夫している姿はとても楽しそうでした。ないものはあるものを代用して、なんでも作ってしまいます。ホントに百の仕事をこなす百姓です。お金を稼ぐことも大切だけど、それよりも食べ物や生活道具を作れることのほうがこれからは必要だと思ったのもこの時でした。

まとめ

今回は緑のふるさと協力隊について書きました。今のボクは地域おこし協力隊をしています。その違い、実際に両方を経験して感じていることもそのうち書きたいと思います。緑のふるさと協力隊はホントに素晴らしい事業です。田舎に可能性を感じている方、移住したいけど地域に溶け込めるか不安な方、就職活動に悩んでいる方、新たな人生を模索している方、ぜひ参加することを検討してみてください!

それでは!また!